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行事の写真をフラッシュにして次々と表れるようにしてみましたが、その一枚に写っていた方が、先日お亡くなりになったとのこと。今年の花見で撮影されたもので、とても笑顔が素敵な写真です。本来であれば、亡くなった方については写真を削除するのが当然だとは思いますが、ホームページ掲載について既にご家族の承諾を得ていたこと、桜の下でスタッフと撮った写真があまりに素敵で、このまま削除してしまうと亡くなったご本人が悲しまれるんではないかと思い、デイケアスタッフと相談の上、しばらく掲載を続けることにしました。
このように、老人施設では掲載中の方が急に亡くなってしまうことが少なくはありませんが、生前私たちの施設をご利用いただき、その中で光り輝いた一刹那をお伝えすることは、決してタブーではないと思います。
近々、スタッフがお悔やみに伺い、ご家族も知らなかったこの笑顔をご覧頂くと思います。
桜の花びらとともに千の風になられたこのご利用者の冥福をお祈りするとともに、これまでのなんぶ幸朋苑のご利用に感謝申し上げたいと思います。
(T村)
今日、生活支援ハウスのAさんが嬉しそうに「パイナップルが伸びたけん写真撮ってぇ!」と電話をしてこられました。さっそく訪問してみると、中庭の「花のさんぽ道」でAさんを発見、詳しくお話を伺いました。
知り合いから貰った沖縄土産のミニパイナップルが鑑賞の末しおれてしまい、先っぽの葉の部分を切って、再び大きくしようと挑戦して一度は失敗したものの、特養看護師のHさんから同じ葉を譲り受け二度目の挑戦でついに根付き、立派に成長してきたというもの。はじめの失敗を教訓に、まず水につけて根っこを出してから植えたとのことで、慎重に扱ってきたAさんにとって喜びはひとしおでしょう。電話での弾む声の意味がようやくわかりました。
パイナップルの生命力には驚かされましたが、このまま大きくなった暁には実がなり、食べられるということでさらにビックリです。しおれた状態から手当てを行い、ここまで回復させるとは・・・Aさんはまさに「なんぶの救命救急士」です。
よくテレビで「ど根性大根」「ど根性スイカ」など、アスファルトの間から伸びる野菜や果物が脚光を浴びますが、葉っぱを繰り返し植えることで実がなるなんて、自然の力と人間の力が合わさったすごい「ど根性」だと思います。
Aさんは、日ごろから愛情を持って「花のさんぽ道」を整備されてますので、このパイナップルは今後も立派に成長していくことでしょう。
色々調べていくと、このように観賞用の植物を何代も育てる方がいる一方で、Aさんと同じ方法で市販の野菜や果物を自宅栽培する方がいらっしゃるようです。
http://doramifi.hp.infoseek.co.jp/page009.html ←リンク
ドリアンの栽培とか頭がクラクラしそうです。(´・ω・`)・・・
野菜や果物を食べる時、これまで何気なしに皮や葉っぱ、種など多くの部分を捨ててきましたが、今日のAさんの笑顔を思い出し、今後生かせる部分は生かしてみようかなと思ったT村なのでした。
(T村)
先日、スタッフの隠れた才能についてお話しましたが、今日仕事をしていると、その中で紹介した「四季折々の花が咲くすばらしい庭園を手入れする人」がやって来ました。お仕事の話の後に、手入れをしている庭園に遊歩道を作る計画であるとお話を聞き、さっそく現場を訪ねてみました。(↑写真をクリック)
久しぶりに見ましたが遊歩道の計画路線上では植え込みがずらされ、整備がすすんでいました。全路線の途中までは既に除草シートがひかれて、見渡すとまるで高速道路の建設現場のようです。近い将来には「四季折々の花が咲くすばらしい庭園」を散策することができそうです。
かわいい植物をたくさん見て施設内に戻ってよく見ると、なんぶ幸朋苑には緑が多いことに気付きました。もちろん田んぼに囲まれたなんぶ幸朋苑はそれだけでも緑の真ん中にあるのですが、業者に手入れを依頼する観葉植物だけでなく、スタッフやご利用者が手がけた植物を施設内のあちこちで見ることができます。昨日も特養「月の間」でご利用者がボランティアの皆さんと花を活(い)けておられましたが、よく見るとさっそくその作品が随所に飾られていました。どれもすばらしい出来で、思わず写真を撮ってしまいました。
普段の生活では何気に通り過ぎていた廊下や庭でも視点を変えてよく見ると、手がけた人の心が表れるような植物や作品にはっとさせられることがあります。また、そのことをお伝えするととても喜ばれます。介護スタッフだけではなく、我々事務職員にもご利用者に対する何気ない「気付き」の心が大切なのだと実感したのでした。
(T村)